2014年7月30日

日本縦断ツーリング 99日目(倶知安~伊達)

7時頃に目が覚める。旭ヶ丘キャンプ場にある展望所まで行く。かなり見晴らしが良く羊蹄山もよく見えた。夜景もきれいに見えそうなのだが階段が急傾斜なので夜は危険かもしれない。ライダーの出発を見送りテントを片付ける。車中泊のキャンパーとしばらく旅話をしていた。隣でテントを張っていたセロー乗りライダーはもう一泊するらしく見送られ出発した。倶知安からR5を北上し倶知安峠を抜けR604へ入る。地元ライダーの人気の道らしい。少し走ると人気の理由がよくわかった。少しきつめのコーナーが続き景色もいい。交通量皆無の快適ロードだ。攻めて走るにはもってこいの道だ。荷物を積んだシェルパでもそれなりに攻めながら走って遊んだ。

R604を抜けニセコパノラマラインを南下する。対向車は多少いるのだが前方や後方に車がいること無いので景色を眺めたりしながらのんびり走っていた。神仙沼に立ち寄り数分ほど歩いて展望台に行く。眺めはいいのだが遠くの山々が霞んだ状態でいた。煙霧があった日からずっとこういう状態が続いている。神仙沼にも行ってみようと思い片道15分の道を行くことにした。木道を歩いて行くと急に湿原が現れて視界が開ける。不思議な光景だった。その中にひっそりとたたずむ神仙沼もなかなかの眺めだ。近くにいた方に声をかけると地元の方らしく紅葉時期がおすすめとのことだった。思わず湖畔に映る紅葉を想像してしまう。さぞ絶景だろう。想像しながら来た道を引き返した。二通りの道があり階段を使う近道と少し遠回りの木道。来るときは階段を使い来たので遠回りの木道を歩く。階段コースは周りの景色など無かったが木道の方は見晴らしも良かった。

神仙沼からニセコパノラマラインをさらに南下する。PM2.5が無ければ遠くの山並もきれいに見えたはずなのだがこればっかりは仕方が無い。ニセコが近づくと不思議な光景が見え始める。西洋風の建物が多い。歩道を歩いている外人をよく目にする。外国に来た気分だった。ニセコから留寿都へ向かうといつもの光景に戻っていた。

留寿都の道の駅で洗い物をしている人を見つけ声をかける。福岡から登山に来た方で羊蹄山に登って来たらしい。登山話をしながら鹿児島から来たと伝えると近くにいたハーレー乗りの方が驚いて声をかけてきた。しばらく旅話をしていた。留寿都からはR230を使い喜茂別へ行きR276を北湯沢に向かう。途中にあるオロウエン大滝キャンプ場の看板を見つけ下見がてら行くことにした。かなりダートを走るが見当たらない。ゲートで通行止めの所まで走ると地元の方がいたので道を聞く。だいぶ入口まで引き返さないといけないらしい。2kmほど引き返し道を探す。チェーンで通行止めになっていた。

北湯沢まで走って東湖畔林道を走る。旭ヶ丘公園のセロー乗りライダーが景色がなかなかよさそうだったと言っていた林道だ。霞んでいたので断言は出来ないらしい。他のライダーもPM2.5には悩まされているようだ。しばらく走っていると景色が良くなる。洞爺湖も見え隠れしていた。遠くの山は今回は諦めそれなりに景色を楽しみながら走れる林道だ。林道を抜けた先にある東屋で休憩をして壮瞥公園へ行ってみた。洞爺湖を一望出来ていい眺めだった。

壮瞥公園からはR453で海岸線へ抜けてR37を使いアルトリ岬へ向かった。R37沿いに道案内があるので入口はすぐに分かったのだが最後の最後で海岸へ出る道と岬への道の分岐に案内がなくて曲がるのに気づかず砂浜を走っていた。トイレはあるのだが炊事場が見当たらない。さすがに砂浜を走った先にあるキャンプ場など聞いたことが無い。ということで道を引き返して無事にアルトリ岬へ辿り着いた。

室蘭から来ていたキャンパーとチャリダーが二人いた。岬の先端に芝生があったのでそこへテントを張った。たまに観光客が来たりしていたがあまり気にせず景色を眺めていた。スマフォのバッテリーが切れて困っていたらチャリダーの方が太陽光を積んでいるとのことで充電をしてもらう。室蘭の方と旅話をしながら夕食を済ませた。今日も星がきれいな夜だった。

明日は100日目。100泊目は洞爺湖で花火を見ながらのキャンプなんてのもありかもしれないな。

おやすみなさ〜い。

旭ヶ丘キャンプ場

R604

神仙沼



東湖畔林道

壮瞥公園

アルトリ岬


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