2014年7月7日

日本縦断ツーリング 76日目(羅臼~厚岸)

4時頃に起きる。日記を書いたりしていて出発したのは8時頃。羅臼市街地のガソリンスタンドで給油をして最北東端の給油証明書を貰った。かなり民家の建ち並ぶ場所にあるガソリンスタンドなのだがすぐ裏山にヒグマが出たことがあるらしい。さすが知床と言ったところだろうか。そこからR87を北上し瀬石温泉へ向かう。駐車場にバイクを止めると居合わせた釣り人と海岸にある温泉まで下りて二人であれこれ話しをしていた。そこからさらに北上して相泊温泉に向かう。駐車場から温泉を探していると地元の方が海岸の方を指差して教えてくれる。見学させてくださいと言うと見るだけではなく入って行きなさいと言われたのでタオル片手に温泉に向かった。丸裸にいざ入ろうとしたのだが熱い。岐阜から観光に来た方も来たので二人でしばらく待ってみるがなかなか良い湯加減にならない。足だけ少し浸かって入ったことにして服を着終わったちょうどいい湯加減になったらしく彼は温泉を楽しんでいた。

相泊温泉から羅臼へ戻る。途中にあったクジラの見える丘に上り景色を眺めると遠くに国後島が見えた。ヒカリゴケが見れるマッカウス洞窟は工事で入れず羅臼市街地まで戻る。羅臼国後展望台へ向かい眺めを楽しんでいると埼玉から夫婦で観光に来た方と話しをする。奥さんは大隅半島の志布志出身で旦那さんは青森出身らしい。鹿屋市のすぐそばということで地元の話しをしていると旦那さんはかなりのバイク好きらしくさらに話しが盛り上がった。かなり長い時間話していた気がする。

羅臼から海岸線を南下して根室の方へ向かう。たまに振り返ると知床連山がきれいだ。この道は南下するより北上した方がよさそうだな。そう思いながらバイクを走らせて標津町に入り野付半島を走る。右手に花が咲き誇る中を駆け抜けナラワラの林やトドワラを過ぎ先端まで走りきる。帰りはのんびりと景色を眺めながら標津町まで戻る。ナラワラのパーキングエリアにバイクを止め休憩していると関西からキャンピングカーで来た夫婦に声をかけられる。旅をしていて思うのだが関西の方は人懐っこいのですぐ友達になれる。あれやこれやと話をしていた。北海道の人はシャイな人が多いのか声をかけられることは無い。逆にこちらから声をかけると親切にいろいろと教えてくれる。

野付半島から開陽台のキャンプ場に行くか悩んだのだが時間が少し早いのもあり霧多布岬にあるキャンプ場へ向かった。千田牧場にあるダートに寄り道して走っていると福岡出身の元旅人に会う。ついつい居着いてしまい今では北海道の人になったらしい。いろいろと話しを聞かせて貰った。ダートを走り終えたあとはR244まで戻り南下していく。風蓮湖やヤウシュベツ川湿原を眺めながらR243に入りさらに南下して厚床市街地に着く。この辺りで霧がすごくなってきた。浜中町に入ったところで寒さで震えが来るほどになる。霧多布はやはり霧だらけだ。霧だらけの霧多布を味わいたいと思ってはいたのだがアゼチの岬、霧多布岬へ行く気すら無くなりキャンプ場へ直行した。キャンプ場は賑わっていて10張りほどのテントが並ぶ。バイクが数台並んでいた。少し会話を交わし海岸が見えそうな位置にテントを張る。日暮れ前に夕食をすませ霧で見えたり隠れたりする海岸を眺めていた。

明日までは根室地方も天気が良さそうなので納沙布岬へ行く予定なのだが晴れの霧多布も見てみたいな。そんなことを思いながら寝ることにした。

おやすみなさ〜い。

瀬石温泉

相泊温泉



羅臼国後展望台



野付半島


ナラワラ


千田牧場


霧多布岬キャンプ場

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