斜里で減っていた日用品の買い出しを済ませてウトロに向かうとオシンコシン滝があったので立ち寄った。滝を眺めバイクに戻るとNSRが止まっている。昔乗っていたのと同じ型のNSRだったので声をかけて90年代の峠話を熱く語っていた。
ウトロに入ると快晴になる。それにしても観光バスが多い。ヒグマで守られた自然を見るために人間がやってくるのだ。ヒグマは恐ろしいと言いながら。不思議なものだ。私も今日はヒグマが出没したことのあるキャンプ場に泊まる予定なので人のことを言えた立場じゃないが・・・。
知床五湖に行き高架木道を歩き一湖を眺める。そこから見える一湖はもちろんのこと雪解け残る知床連山の山並みもすごく美しかった。次はカムイワッカ湯の滝へ行こうと思ったのだがそこまでの道は砂利道だ。キャンプ道具を積んだままでは少し不安だったので駐車場の警備員に話しを聞いてみると最初の400mぐらいが少し砂利が深くて注意が必要だがそれより先は固い砂利道なので問題ないとのことだった。砂利道を走ってみるとそこまで深い砂利でもなく問題なく走れる。怖いのはかなりのスピードですれ違う対向車だった。60kmほどで真横を通り過ぎる車もいるぐらいだ。道を開けようと道路脇にバイクを寄せる暇もなく通り過ぎる対向車のおかげで滝へつく頃には荷物も服も砂まみれになっていた。
カムイワッカ湯の滝へ到着すると車が10台ほどあり観光客で賑わっていた。滝を上り湯加減を確かめてから駐車場に戻ると登山客らしき人がいる。声をかけてみるとすぐ近くで子連れのヒグマがいたのでしばらく下りれなくてヒグマがどこかへ行くのを待っていたそうだ。カムイワッカ湯の滝から歩いて数分のところらしい。千葉から車中泊で明日は羅臼岳に登るという方がいたのでヒグマは怖くないのか聞いてみるがもちろん怖いとのことだった。
その後、知床横断道路を走る。大自然の中を走る絶景が続く道だ。知床峠では観光客に混ざり野鳥観察の人達もいた。野鳥の写真が撮れたか聞くと宝くじを当てるようなものだと言う。野鳥の写真というのは相当運がよくないと撮れないらしい。
知床峠を過ぎて羅臼温泉野営場へ向かう。硫黄の臭いがしたころにキャンプ場の入口があった。目の前は無料の露天風呂熊の湯である。三重から来たNC700乗りライダーに受付の場所を聞き受付をすませた。ちらほらテントが張ってあるだけで混んではいないようだった。大分のセロー乗りライダーや沖縄からのBMW乗りライダーもキャンプに来ていた。大分のライダーは明日は羅臼岳に登るらしい。沖縄のライダーは同世代ぐらいでテントサイトにはそれぞれたき火台があるのだが私が火をおこそうと四苦八苦していたら着火材をくれるようなやさしい方だった。
夜中にはキタキツネが散歩していたり鹿の鳴き声が絶えないキャンプ場だった。
おやすみなさ〜い。
呼人浦 |
ローソンにて |
オシンコシン滝 |
知床高架木道 |
知床一湖 |
カムイワッカ湯の滝 |
知床横断道路 |
知床峠 |
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