2014年7月4日

日本縦断ツーリング 73日目(網走)

4時頃カラスに起こされる。天気は曇り。今日も懲りずに美幌峠に行ってみるが途中にある電光掲示板に美幌峠付近視界不良というのが見える。どうしようか悩んだがとりあえず行ってみることにした。霧の中を慎重に走り美幌峠の駐車場に着いた。もちろん霧で何も見えない。天気予報は悪くないので少しは晴れるだろうと待っているがなかなか晴れず。美幌峠の景色を見たくて車中泊をしたという方に声をかけられしばらく話しをしていた。ライダーも二人現れ話しに加わった。インターネットのライブカメラを思い出し見てみるが摩周湖もすごい霧に覆われているようだった。9時頃まで待ってみたがなかなか晴れず。お腹がすいたのもあり弟子屈町にあるセイコーマートに行くことにした。

峠のコーナーを抜け長い直線が見えた辺りで霧が晴れた。ライブカメラの摩周湖の辺りも霧が晴れる気配がない。比較的標高の低い神の子池なら見れるかもしれないと思い弟子屈町から中標津町に向かい養老牛の交差点からR150を北上する。モアン山の斜面にはうっすらと牛の文字が見えた。清里峠に来る頃にはまた霧に覆われる。裏摩周展望台まで2kmというのが見えて行くかどうしようか悩んでいたが車が数台ほど裏摩周展望台へ入って行ったので後ろをついていく形で進む。展望台まで行ってみたが真っ白でなにも見えない。休憩所でストーブにあたりながらお店の方に話しを聞いてみるが夏はだいたいがこんな感じらしい。9月や10月なら晴れも多く摩周湖がよく見えるとのことだった。

裏摩周展望台から神の子池へ向かう。神の子池の辺りでは晴れ間が見えた。オホーツク海側は晴天のようだ。R150から少し砂利道を走り神の子池へ到着した。神の子池を歩いて一周する。駐車場から一番遠い位置から眺めると透き通った池で場所によって色が違い青く見える所もあれば緑に見える所もある不思議な池だった。R150まで戻り摩周湖のライブカメラを見るが霧で何も見えないので北上していくことにした。男鹿の滝とい看板を見つけ地図を見てみるが滝へと向かう斜里川林道の途中で江鳶奥林道へ入れば江鳶山展望台があるらしいので行ってみることにした。斜里川林道は交通量も多いのかかなり走りやすい林道だ。ハイペースで走れる。江鳶奥林道に入るとたまに小石が浮いているが走りやすい林道だった。展望台は道路脇にあったのだがまったく人が来た気配がなく腰の辺りまで雑草が生えていてかなりひどい薮になっていた。そこを境に下り道になり斜里側へ抜ける。出口付近には鹿除けのネットがしてあり施錠はしてないので開けてバイクを通し閉める。林道を出ると海まで直線が続くように見える道でなかなか良い。そこからすぐ近くに宇宙展望台というのがあったので寄ってみると予想以上の絶景が楽しめた。

斜里町に地平線まで続く道があったのを思い出し行ってみることにした。名も無い展望台から眺めるとかなり先まで道が見える。カブ乗りの旅人も現れ「突き当たりの方がよかったですね」と言われた。まだ突き当たりまで走ってないと伝えると絶景なので行ってみてくださいとのことだ。次の瞬間には行ってきますと言い残し突き当たりへ向かっていた。突き当たりまで辿り着き振り返ると道が地平線まで伸びてみえる。ただの直線ではなくかなりの傾斜で起伏があり魅力的な道だった。そこから地平線まで伸びる道を走ると天空へ上るように見える天空道になる。2、3度ほどUターンしては天空道を走っていた。

以久科原生花園に寄り小清水原生花園を通って花を眺めながら呼人浦キャンプ場へ戻った。テントを張っていた場所のすぐ近くにKLXが止まっていたので声をかける。東京から林道を走りに来たライダーでしばらく林道情報を交換したりして話しが盛り上がった。摩周林道で熊がいたらしい。それを聞いて摩周林道は走らないことを心に決めた。

夕食を済ませテントでくつろいでいたのだがタバコを吸うためにテントから出ると星がきれいに見える。それを見て明日の摩周湖は晴れる気がした。

おやすみなさ〜い。

呼人浦

美幌峠

神の子池

神の子池

江鳶奥林道出口

宇宙展望台

名も無い展望台

地平線まで続く道

地平線まで続くダート?

以久科原生花園

呼人浦キャンプ場

0 件のコメント: