2014年7月8日

日本縦断ツーリング 77日目(厚岸)

5時頃に起きて周りを見るけど霧だらけだ。バンガローに泊まっていたライダーと少し話しをした後、テントは張りっぱなしにして6時頃出発する。いつものようにセイコーマートで朝食を買おうとしていたらキャンプ場に財布を忘れたのに気付き慌てて取りに帰る。キャンプ場につくと周りの視線を感じたので財布を忘れたと伝えると昨日は別の方が同じことをしていたらしくみんな大笑いしていた。気を取り直してセイコーマートで朝食をしながら地図を見る。

周りは霧だらけなのだが摩周湖のライブカメラを見る限り晴れそうだ。納沙布岬も晴れになるだろうと見込んで北太平洋シーサイドラインを使い納沙布へ向かう。フレシマ湿原へ行ってみたり落石線林道を走った後に落石林道へ入ると通行止めで引き返したり、落石三里浜では海岸を走ってみたり少し迷子になり地元の方に道を教えてもらう。車石に行きしばらく景色を楽しんだりしながら太平洋側を納沙布岬まで辿り着いた。

納沙布岬は本土最東端という達成感もあったのだが「返せ!北方領土」の看板が多くて少し気が滅入る。北方領土が近いので仕方ないのかもしれないが開放感を味わえそうな岬で喧嘩腰の看板はあまり見たくなかった。居合わせた観光客に声をかけられ写真だけ記念に撮ってもらう。あまり長居せずにトーサムポロ沼を過ぎてR989をオホーツク海側から太平洋側へ抜ける。この辺りは看板も無く開放的な道だ。太平洋側まで抜けた後は近くにあるダートで太平洋側からオホーツク海側へ抜ける。幅広のダートでたまにトラックが走ってくるほど広い道だった。根室半島の縦断を楽しんだ後は北方原生花園からの眺めを見たりと納沙布岬とは対照的な自然を楽しんだ。根室市街地まで戻りセイコーマートで昼食をすませていると店員が鹿児島ナンバーに驚いて声をかけてきた。少し話しをしていたが朝晩はストーブをつけていたと言っていた。北海道の人は寒がりらしい。

温根沼を過ぎ奥行臼駅跡へ立ち寄り新酪農村展望台に行く。風が吹くと足下が少し揺れる展望台からの眺めを楽しんだ後に開陽台へ向かった。開陽台からの展望を見たかったのもあるが、北海道を代表する道である北十九号を走ってみたかったのだ。中標津の市街地で少し道を探して手間取った程度でかなりのハイペースで開陽台まで着いた。北十九号を走って高低差のある直線道を楽しみ開陽台へ辿り着いた。ここから霧多布まで戻るには少しペースを上げないと厳しい。そう思い駐車場からは走って展望台まで向かう。途中で地元の方に声をかけられ話しながら階段を駆け上がる。展望台からは360度のパノラマビューが広がる。走って展望台まであがった割にはのんびりと景色を眺めていた。駐車場まで走って戻っていた。

近くにある2kmの直線ダートを走って中標津まで戻りミルクロードに入りR311、R928と走り浜中町に着く。霧多布へ向かうのだが霧が晴れている。いまのうちにと思いアゼチの岬や霧多布岬展望台、霧多布灯台を巡る。三カ所とも展望所までは駐車場から少し距離があるのだが全て走って景色を眺めていた。

キャンプ場へ戻るとキムアネップで会ったハンカブのライダーに会う。お互いの旅路を話していた。宮崎からDRで来ているライダーとも少し話すが68歳にしていまだ現役。ヒグマを恐れず林道三昧をしているそうだ。北海道の林道の話なんかをしながら二人で話していて落ち着いた答えは「危険なバイクに乗るような人間がヒグマを恐れるのも少しおかしい」という答えだ。確かにバイク乗り始めの頃や荷物を積んで市街地を走っている方がはるかに危険だ。
晴れのアゼチの岬や霧多布岬も拝めたしよく走って観光した一日だった。明日は筋肉痛かもしれないな。
おやすみなさ〜い。

フレシマ湿原

フレシマ湿原

落石三里浜

車石

納沙布岬

納沙布岬灯台




北方原生花園



新酪農村展望台

北十九号


開陽台


アゼチの岬

霧多布灯台

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