2014年9月30日

日本縦断ツーリング 161日目(三重)

8時に起きて9時に出発。浜風公園から和歌山へ向けて南下していく。伊勢神宮に行ってみようかと思ったが交通量の多さに疲れ二見浦の方へ向かった。二見興玉神社に立ち寄りカエルと夫婦岩を眺めパールロードを走って行く。箱田山園地で展望台から太平洋を眺める。天気がいいと富士山も見えるらしいのだがガスっていて見えなかった。

志摩では賢島だけ寄って来た。金比羅山の方へも行ってみたかったのだが時間が気になり諦めてしまった。和歌山まで走らなければキャンプ場のあてがない。少し急ぎ足で走って行く。コンビニでコーヒーを飲みながら休憩をしていると地元のスティード乗りライダーに声をかけられ話をしていた。和歌山のキャンプ場はかなり時間がかかるらしい。到着するのは夜遅くになりそうだ。

キャンプ場は諦めて野宿出来そうな場所を探しながらR260を南下していく。鹿児島ナンバーに驚いて声をかけてきた鹿児島の釣り人に会う。今回の旅で四度目だろうか鹿児島の方だ。スーパーを見つけ買い出しを済ませて野宿の準備は万全だ。後はふらふらとそれらしい所を探しながら走って行く。錦タワーの辺りで地図を眺めていたら地元の方に声をかけられ野宿によさそうな場所を教えてもらった。向井ヶ浜トロピカルガーデンの上にある展望広場だ。早速行ってみる。

展望広場は眺めもよく東屋もあり良い場所だ。芝生がないのが少し残念だが野宿するには十分すぎる。地元の方がいたので声をかけるとキャンプをしても問題はないと言う。但し、自殺があった場所なので地元の方は寄り付かない心霊スポットらしい。他にあてもないし景色はいいので聞かなかったことにした。その後も犬の散歩や景色を見に三組ほど地元の方が来ていた。旅の話をしたりしていた。日が暮れてからは中国四国のキャンプ場を調べたりしていた。広島は無料キャンプ場がかなり多い。ツーリングマップルの各ページに必ず1カ所はありそうだ。

心霊スポットと聞いてしまったら多少は気になるのか寝付きが悪い夜だった。霊感はほとんど無いので見た事はないのだが幽霊がいたとしても悪い幽霊だとは限らないし、悪い幽霊が仮にいたとしても守護霊とかそういうものがなんとかしてくれるのではないだろうか。そんな気休めを考えながら寝る事にした。

おやすみなさ〜い。

二見興玉神社

箱田山園地

箱田山園地

パールロード

2014年9月29日

日本縦断ツーリング 160日目(長野~愛知~三重)

7時起きで8時に出発。太平峠から中山道を走り馬籠峠を超え岐阜に入った。水車小屋を過ぎると馬籠宿に到着。趣のある建物が立ち並んでいる。少し歩いたりしてみた。最近はお土産を買うのをすっかり忘れていたので蕎麦と酒を送っておいた。

岐阜を過ぎてからは愛知に入り甚目寺を目指す。小学校一年の時に鹿児島へ引っ越したのだが生まれは愛知県なのだ。市街地は苦手なのだがせっかく通りかかったので行ってみることにした。地図を頼りにあま市まで辿り着く。鳳凰山甚目寺に行ってみると記憶がよみがえって来た。よく覚えていたものだと自分を褒めたくなるほど見た事のある光景だ。子供が鳩に餌をあげてい。たしか私も子供の頃に鳩に餌をあげていた記憶がある。懐かしい。神社の方に声をかけ小学校の場所を教えてもらう。小学校は一学期しかいなかったのでほとんど記憶はないだろうと思ったのだが到着してまた記憶がよみがえって来た。校庭に並んでいる遊具は見覚えがある。確か遊びに夢中になってしまい授業がはじまっているのに気づかずに遊んでいた記憶がある。

小学校をあとにしてバイクを走らせていると幼稚園のバスが走っていた。また記憶がよみがえる。通っていた幼稚園だ。昔のバスとは形はまったく変わっているがカラーリングはほとんど変わっていない。追いかけてバスの運転手に声をかける。少し戸惑っていたが写真だけ撮らせてもらった。意外と覚えているものだ。それからR23を南下して三重へ向かう。鈴鹿市を抜け津市の海岸沿いにある浜風公園でテントを張った。

おやすみなさ〜い。

太平峠


馬籠宿

馬籠宿

鳳凰山甚目寺

鳳凰山甚目寺

鳳凰山甚目寺

2014年9月28日

日本縦断ツーリング 159日目(富山~岐阜~長野)

6時に起きて7時に出発。快晴だ。有峰林道を岐阜へ向けて走る。冷夕谷キャンプ場を過ぎるとトイレがあり駐車場にテントを張っている方がいて声をかけられた。石川と三重の方で9月になると毎週のようにキャンプをしているらしい。釣りをしたりしてのんびりとしているそうだ。旅話をしたりして盛り上がった。タバコを切らしていて一本もらったのだが一箱持って行きなさいと言われ頂いてしまった。有峰林道を抜けて山之村の紅葉を見ながら双六渓谷を走る。R471まで走って近くにあるコンビニで朝食をしていた。先ほどの方がクラクションを鳴らして通り過ぎる。手を振って挨拶をした。

そこから奥飛騨へ向かい中尾高原と鍋平高原で景色を眺めていた。視界の先には山師か無い。そんな景色だった。いろは坂を抜け白骨温泉のあたりから上高地乗鞍スーパー林道を走り乗鞍高原へ向かった。林道でも数カ所景色が眺めれる駐車スペースがありバイクを止めては山並みを眺めていた。乗鞍高原へ到着して休憩をしていると観光客に話しかけられて旅路を話していた。

休憩を終えて上高地乗鞍スーパー林道の南側を走って行く。樺の木原では白樺と紅葉がとてもきれいだ。一の瀬園地からは乗鞍岳もよく見えた。景色を楽しみながらスーパー林道を走りきり野麦峠へ向かい月夜沢林道を探すが通行止めのようで引き返し木曽福島へ向かう。R26へ戻りR19へ入ったのだがR361側へ抜けておけば前日に噴火した御嶽がよく見えたのかもしれない。時間を気にして近道を選んでしまった。

R19の交差点で信号待ちをしていると同じく信号待ちをしている地元の方に声をかけられた。手短に旅話をしたりしていた。信号待ちで車の方に話かけられたのは初めてかもしれないな。ガソリンスタンドでは道の駅から御嶽の噴火が見えると教えてもらい木曽福島へ向かう。三岳の道の駅へ曲がる車が多かったのでつられて行ってしまったが噴煙しか見えないようだった。木曽福島の道の駅ではちょうど山の隙間から御嶽の噴火がよく見えた。かなりの噴煙を上げている。昨日の夜にラジオのニュースで御嶽が噴火したのを知った。大勢の登山客がいるらしい。三岳の道の駅では自衛隊車両が何台もいた。噴火している御嶽を見ていたらなんとも言えない気持ちになった。

大桑の道の駅でキャンプ場の場所を確認していると名古屋の方にライターを持っていないか尋ねられ二つ持っていたので一つあげる事にした。タバコを頂いたお礼のつもりで別の方にライターをあげる。Pay it Forwardとでも言えばいいのだろうか。それから道の駅を出発して15分ほど走ってから地図を見ようとしたら見つからない。道の駅に忘れて来たのかもしれない。慌てて戻る事にした。

道の駅で駐車場を見てみるが見当たらず、店の方に地図の落とし物が無いか聞いてみたが特にないようだ。諦めてキャンプ場へ向かうことにした。記憶を頼りに走るしかなさそうだ。そう思っていると道端に地図が落ちていた。命拾いした。地図を頼りに太平峠の県民の森へ到着した。辺りは真っ暗だ。キャンプ場らしきところがどこかにあると思うのだが道路脇に東屋があり芝地になっていて水場もあったのでそこへテントを張る事にした。近くにある街灯と月明かりでそれほど暗くは無かった。星もきれいに見えた。

おやすみなさ〜い。

有峰林道

有峰湖

双六渓谷

奥飛騨

上高地乗鞍スーパー林道

上高地乗鞍スーパー林道

乗鞍高原

上高地乗鞍スーパー林道

御嶽

2014年9月27日

日本縦断ツーリング 158日目(富山)

7時半に起き8時半に出発。出発して嘉例沢森林公園を下りて行くのだがどうも調子が悪い。気怠い。休憩が多くなりなかなか進めず。立山を過ぎて有峰林道へ入ると景色に救われて進んで行く。紅葉も色付きいい眺めだ。祐延貯水湖の辺りは紅葉ですごくきれいだ。展望台から有峰湖を眺めるがそれほど紅葉はなく所々紅葉している程度だった。三重のオフ車乗り三人組に声をかけられしばらく話す。そういえば最近は声をかける事が少なくなってしまっているな。陽が沈むのもだいぶ早くなって来ているので急ぎ足で走っている気がする。

折立のキャンプ場を下見してビジターセンターに立ち寄ると元旅人の方らしくいろいろと話をしていた。やはり旅をしていて「なんとかなる」と感じたらしい。人の世話になりながら進んで行く。それは旅だけではなく人生も似たようなものとのことだった。それ以外にも旅をしていると色々な事が詰まっている。本当に勉強になることばかりだ。もっと若い時にしておけば良かったと思うときもあるが今だからこそ感じることも多いような気がする。

時計を見ると13時頃。体の疲れは夕方の気分。あまり無理をせず昨日泊まる予定だった折立キャンプ場にテントを張る事にした。夕方頃にテントで横になっていたらいつのまにか寝ていた。本当に疲れていたのかもしれないな。20時頃に起きて周りを見ると登山客のテントが5、6張り増えていた。夜になると少し肌寒さで起きたが厚着をしてやり過ごしていた。

おやすみなさ~い。

嘉例沢森林公園


立山

有峰林道

有峰林道

有峰林道

有峰湖

2014年9月26日

日本縦断ツーリング 157日目(新潟~富山)

7時頃に起きる。佐渡へ行く前に湖畔で会った方がいたので挨拶をする。鯉を釣りに来ているらしい。佐渡の事や春日山城跡の事を話しながら荷物をまとめて出発した。

海岸線を富山へ向かう。親不知の道の駅で海岸を眺めながら朝食をしていると長野の方に声をかけられしばらく話をしていた。別れ際に飴ちゃんを貰った。

富山に入ってからは新川スーパー農道を走り立山へ向かう。有峰林道の途中にあるキャンプ場へ行くつもりだったのだが滑川に入ったあたりで立山の方に雨雲が見え始めた。海岸沿いは晴れ、山側は雲が多い。山の中で雨が降ってシェルパが止まったら大変だろうと思い有峰林道は諦め海岸沿いのキャンプ場へ向かうことにした。

グリーンパークおおしまは有料だったのでやめて国家山へ向かってみた。キャンプ申請をして利用許可まで貰っておきながらキャンプ場から海岸が見えないという理由で嘉例沢森林公園へ向かう事にした。夕日を諦めて山の静けさを選んだようだ。山へ向かって走って行く。北海道へ向けて北上する時にも使ったキャンプ場なので迷い無く走って行きキャンプ場へ到着した。前回と同じ場所にテントを張り焚き火をして遊んでいた。

おやすみなさ~い。

親不知ピアパーク

嘉例沢森林公園

2014年9月25日

日本縦断ツーリング 156日目(佐渡島~新潟)

8時頃に起きる。外は雨だ。思ったよりは降っていないのだがしばらく様子を見る事にした。炉で焚き火をして午前中を過ごす。昼過ぎに雨があがったのでテントを片付け出発することにした。海岸線を南下し養老の滝という看板を見つけ行ってみることにした。雨が降っていたのもあり豪快に流れていた。その先にある棚田展望小屋にも行ってみる。かなり急な傾斜の道をくねくねと上って行くと工事の人が四人休憩していた。どうやら展望小屋を立て直しているらしい。缶コーヒーを貰い佐渡のことをあれこれと話をしていた。あとで気づいたのだが誰かの缶コーヒーを頂いてしまっていたようだ。自分は我慢して人に差し出す。そういう心を最近は忘れてしまっていた気がする。少し申し訳なかったと思いながらもそのやさしさに感動した。

多田トンネルの手前で通行止だったので山を超える形で迂回する。棚田をよく見かけた。海岸線まで迂回して16時頃に小木港へ到着した。出発まで時間があったので宿根木や宿根木海岸、沢崎鼻灯台を見て来た。沢崎鼻灯台は夕日がきれいそうな場所で芝地もある。野宿するのに良さそうだ。フェリーに乗り遅れたらそこでもう一泊することにしよう。そう思いながら小木港へ向かった。小木港へ着くとちょうどフェリーが到着したところだった。手続きを済ませ乗船することにした。乗船してから気づいたのだがトキの森公園に行くのを忘れていた。また佐渡にくることがあれば行く事にしよう。

日が暮れてから直江津港へ到着して大池いこいの森に向かう。道を知っているというのは心強いものだ。何も不安に思う事無く到着した。暗闇の中でテントを建て星を見ながら夕食を済ませた。

おやすみなさ~い。

養老の滝

棚田展望小屋

岩首棚田

沢崎鼻灯台

2014年9月24日

日本縦断ツーリング 155日目(佐渡島)

6時に起きた。久しぶりに早起きだ。展望台で野宿してたので起きてすぐにいい眺めを堪能した。佐渡の島の中間にある平野部を見渡せるのだが甑島でも目にしたような光景だ。もともと二つの島があり海水が砂を運んで平野部になったような感じだ。

荷物を急いで積んで8時頃には出発した。昨日も走ったのだが暗くてよく見えなかった大佐渡スカイラインを白雲台まで走ってみる。まずまずの眺めだ。木が多くて一瞬しか景色が見えないのが少し勿体なかった。金北山に道はあるのだが防衛省管理道路ということで通れない。奥尻島でも自衛隊が山頂にあり通行止で行けなかったのを思い出す。どうして一番景色のいいだろう道を通行止にしてしまうんだと思ったのだが国を守るためだから仕方が無いかと諦める。登山道はあるらしいので歩いて行く事は出来るらしいのだが・・・。

大佐渡スカイラインを下り佐渡金山へ寄って見た。昨日のDトラが駐車場に止まっている。ドラッグスター乗りのライダーも現れて少し会話をした。島まで来るとライダーはみんな友達に思えるのが不思議だ。巡る場所が限られているのでちょくちょく見かけるのでそう思えるのかもしれないな。

海岸沿いを走り揚島遊園で尖閣湾を眺める。波蝕甌穴群に行き外海府海岸を走って行く。千本鼻へ行くとDトラ乗りのライダーがいたので少し話し赤崎を過ぎて大島三島を眺めているとDトラ乗りのライダーに追い越される。押出岬あたりで景色を眺めているDトラを追い越し大野亀で休憩していると追い越された。そんな感じで二ツ亀を過ぎ佐渡最北端の弾崎灯台へ行き内海府海岸を両津港の方へ向かう。スーパーで昼食を仕入れてドンデン山へ向かった。きつい傾斜にきついコーナーしかも路面は溝だらけの道だ。四苦八苦しながら上って行く。ドンデン山荘まで上り景色を眺める。両津湾と加茂湖が一望できる見晴らしのいい場所だ。天気が良ければ剱岳や鳥海山も見えるらしい。雲が多く見ることは出来なかったがそれでも十分いい眺めだった。

ドンデン山の駐車場で昼食を済ませ両津港へ向かう。天気も少し怪しくなってきている。早めにキャンプ場を見つけておきたい所だ。夕食の食材を仕入れにスーパーに寄ると店主から声をかけられしばらく話す。姫崎か赤亀風島のキャンプ場へ行く予定だと伝えると松ヶ崎にあるキャンプ場がおすすめらしい。しっかりとした東屋もあるので雨が降っても平気だろうとのことだった。

近くにある姫崎灯台キャンプ場へ向かうとDトラの彼がいた。彼は寝袋だけで泊まれる場所を探しているらしい。姫崎灯台キャンプ場には休憩所がありそこが使えたら寝袋だけで十分なのだが鍵が閉まっていて入れないようだ。松ヶ崎の話をすると行ってみるとのことだった。台風は温帯低気圧に変わったらしいのだが風は強そうだ。良い場所が見つかればいいのだが。

赤亀風島キャンプ場へ行ってみるが海岸が近い。潮風が少し心配だったので松ヶ崎へも行ってみることにした。松ヶ崎へ向かう途中の公園でDトラ乗りの彼がいる。どうやらそこで寝泊まりをするらしい。公園の中には横になれそうなくらい広い東屋があった。良い場所が見つかってよかった。私は急いで松ヶ崎へ向かう。天気もそろそろ怪しくなってきた。松ヶ崎まで到着したものの海岸がかなり近い。ぽつぽつと雨が降り始めたが姫崎灯台キャンプ場まで戻ることにした。高台で木に囲まれているので風も防げそうだというのが理由だ。姫崎灯台キャンプ場へ到着して雨がやんでからテントを張った。夕食を済ませ寝ようとしたころに大雨となる。風もほとんど来ないようなのでそのまま寝ることにした。

おやすみなさ〜い。

展望台

大佐渡スカイライン


大佐渡スカイライン







大野亀

弾崎灯台

ドンデン山

姫崎灯台


赤亀風島