御霊櫃峠までは木に覆われていて視界が悪かったが峠付近は見晴らしの良い場所だった。岩場を少し登り丘の上から景色を眺める。郡山市街地がよく見え反対側には猪苗代湖がよく見えた。
猪苗代湖南線を北へ向けて走る。少し走ると湖畔道路という案内板を見つけ走ってみる。しばらくは湖畔沿いに建物が建っていて眺めが悪かったが浜路浜まで走りようやく湖畔を眺める事が出来た。そこからは横沢浜、船津浜と湖水浴場がありキャンプも出来るらしい。なかなかいい眺めのキャンプ場だ。船津浜からは猪苗代湖南線に戻り再度北へ向けて走って行く。路面は少し荒れて入るが猪苗代湖と磐梯山を眺めながらのいい道だ。
上戸浜あたりまで走ると次第に観光化された猪苗代湖になっていく。閉まっている店も多く少し寂れた感じがした。天神浜ではジェットスキーやボート、ログハウスなどが充実していてかなりレジャー化されていた。それにしても猪苗代湖畔は浜が多い。天神浜を過ぎても小石ヶ浜、中田浜、秋山浜と続いて行く。
猪苗代湖畔を一周してからR6で郡山へ向かう。御霊櫃峠越えの道とは打って変わり二車線の快速道路だった。昼過ぎにはバイク屋へ到着した。入荷するのは13時半ごろらしく本屋でツーリングマップルの関東版を買ったりして時間を潰す。13時半を少し過ぎたころにバイク屋へ行くとタイヤも入荷していたので交換してもらうことになった。待っている間はツーリングマップルの関東版を眺めて帰りのルートを探っていた。店に来たライダーと少し話をしたりしながらいいダートを教えてもらったりもしていた。
タイヤ交換が終わり支払いを済ませる。少し安くしてくれていたようだ。お礼を言い浄土松公園へ向かった。浄土松公園に到着すると管理棟のドアが開いていて管理人が見えたので寄ってみる。どうやらテントを張ってはいけないらしい。撤収するように言われた。急いで撤収すると伝え市営あだたら公園に行くか猪苗代湖のキャンプ場へ向かうか悩んでいると管理人がもう一日だけは大目に見ると言ってくれた。鹿児島から来た人を夕方になって追い返す訳にはいかないとのことだ。日が暮れるまで1時間足らず。これから撤収して移動となれば少し大変だ。お言葉に甘えてもう一泊することにした。助かったと思いながらも鹿児島だから大目に見られたというのが少し申し訳なく思えた。旅をしているライダーに距離は関係ない気がしたからだ。
おやすみなさ〜い。
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