2014年7月31日

日本縦断ツーリング 100日目(伊達~亀田)

7時に起きて9時に出発した。100日目を迎えた。毎日が新鮮で楽しく好奇心旺盛で走っているので「ようやく100日目だ」というよりは「いつの間にかそんなに旅を続けていたのか」というような気分だ。思い起こせば・・・と言いたいところだが思い出すのも大変な作業だ。毎日が濃ゆすぎる。旅をしていて思うことを書くとすれば、困った時には「どうするか」しか考えない。旅を続けていたおかげでそれが自然と身に付いてきた気がする。「なぜ」というのは予防のための言葉で「誰が」という言葉はどうでもいい話しだ。余計な事は考えず「どうするか」だけ考えればうまい解決策も見つかりやすいと思う。

アルトリ岬キャンプ場を出発してR37を北上し有珠山火口へ行き西山散策路北口の先にある砂利道を進んでみる。木の実沢展望台や有くん火口、珠ちゃん火口まで砂利道が続いていたので眺めて来た。その先は階段だったので引き返す。R2、R132、R578を使い洞爺湖を半時計回りに一周する。南側はかなり観光化されているのだがR132へ入ると建物も無くなり湖畔を走るいい道だった。西側は湖畔すれすれを走る道で対向車とすれ違う時は少し怖い。

洞爺湖を一周してからはサイロ展望台へ行き眺めを楽しんだ。100泊目のキャンプは洞爺湖でしようと考えていたのだが時間もあるので南下することにした。豊浦町のセイコーマートで昼食をしていると地元の方に声をかけられしばらく話しをした。豊浦からR37を南下して長万部へ行きそのままR5を南下して八雲へ抜ける。長万部に入った辺りから海岸線もいい感じで走っていける。バイクが6台ほど見えたので声をかけてみたら福島から来たライダー達だった。旅話をして盛り上がった。帰りは福島を見て回ろうと思っているのでまた会えるかもしれないな。八雲まで走り噴火湾パノラマパークに行き少し眺めてから育成牧場へ向かった。牧場の中にある展望台からの景色が抜群にいい。もしここでキャンプ出来るのならテントを張りたい。そう思うほど気に入ってしまう。というのも360度パノラマビューを眺めることが出来るのに人がまったくいない。かなり穴場の絶景スポットだ。牧場の方がいたらテントを張らせてもらえないかお願いしてみようと思い探してみるが見つからない。諦めて大沼へ向かった。森町にある緑とロックの広場も自然を満喫出来そうな感じのキャンプ場に思えたのだが携帯が入らないし空には雨雲が少し見えたのでまた心配かけることになったらいけないと思いやめておくことにした。

東大沼野営場につくとキャンプ客で賑わっていた。ライダーも多い。近くにいた宮崎のライダーと話しをしたりしながらテントを張る。登山をしながら旅をしているらしく羅臼やウトロも登って来たらしい。登山話や旅話で盛り上がった。

洞爺湖の花火を諦めたのだが100日間テントだけで乗り切った自分へのご褒美として奥尻島に行くことにしようと思う。

おやすみなさ〜い。


有珠山火口

木の実沢展望台

金比羅火口

洞爺湖

洞爺湖

サイロ展望台


育成牧場

育成牧場

育成牧場展望台

2014年7月30日

日本縦断ツーリング 99日目(倶知安~伊達)

7時頃に目が覚める。旭ヶ丘キャンプ場にある展望所まで行く。かなり見晴らしが良く羊蹄山もよく見えた。夜景もきれいに見えそうなのだが階段が急傾斜なので夜は危険かもしれない。ライダーの出発を見送りテントを片付ける。車中泊のキャンパーとしばらく旅話をしていた。隣でテントを張っていたセロー乗りライダーはもう一泊するらしく見送られ出発した。倶知安からR5を北上し倶知安峠を抜けR604へ入る。地元ライダーの人気の道らしい。少し走ると人気の理由がよくわかった。少しきつめのコーナーが続き景色もいい。交通量皆無の快適ロードだ。攻めて走るにはもってこいの道だ。荷物を積んだシェルパでもそれなりに攻めながら走って遊んだ。

R604を抜けニセコパノラマラインを南下する。対向車は多少いるのだが前方や後方に車がいること無いので景色を眺めたりしながらのんびり走っていた。神仙沼に立ち寄り数分ほど歩いて展望台に行く。眺めはいいのだが遠くの山々が霞んだ状態でいた。煙霧があった日からずっとこういう状態が続いている。神仙沼にも行ってみようと思い片道15分の道を行くことにした。木道を歩いて行くと急に湿原が現れて視界が開ける。不思議な光景だった。その中にひっそりとたたずむ神仙沼もなかなかの眺めだ。近くにいた方に声をかけると地元の方らしく紅葉時期がおすすめとのことだった。思わず湖畔に映る紅葉を想像してしまう。さぞ絶景だろう。想像しながら来た道を引き返した。二通りの道があり階段を使う近道と少し遠回りの木道。来るときは階段を使い来たので遠回りの木道を歩く。階段コースは周りの景色など無かったが木道の方は見晴らしも良かった。

神仙沼からニセコパノラマラインをさらに南下する。PM2.5が無ければ遠くの山並もきれいに見えたはずなのだがこればっかりは仕方が無い。ニセコが近づくと不思議な光景が見え始める。西洋風の建物が多い。歩道を歩いている外人をよく目にする。外国に来た気分だった。ニセコから留寿都へ向かうといつもの光景に戻っていた。

留寿都の道の駅で洗い物をしている人を見つけ声をかける。福岡から登山に来た方で羊蹄山に登って来たらしい。登山話をしながら鹿児島から来たと伝えると近くにいたハーレー乗りの方が驚いて声をかけてきた。しばらく旅話をしていた。留寿都からはR230を使い喜茂別へ行きR276を北湯沢に向かう。途中にあるオロウエン大滝キャンプ場の看板を見つけ下見がてら行くことにした。かなりダートを走るが見当たらない。ゲートで通行止めの所まで走ると地元の方がいたので道を聞く。だいぶ入口まで引き返さないといけないらしい。2kmほど引き返し道を探す。チェーンで通行止めになっていた。

北湯沢まで走って東湖畔林道を走る。旭ヶ丘公園のセロー乗りライダーが景色がなかなかよさそうだったと言っていた林道だ。霞んでいたので断言は出来ないらしい。他のライダーもPM2.5には悩まされているようだ。しばらく走っていると景色が良くなる。洞爺湖も見え隠れしていた。遠くの山は今回は諦めそれなりに景色を楽しみながら走れる林道だ。林道を抜けた先にある東屋で休憩をして壮瞥公園へ行ってみた。洞爺湖を一望出来ていい眺めだった。

壮瞥公園からはR453で海岸線へ抜けてR37を使いアルトリ岬へ向かった。R37沿いに道案内があるので入口はすぐに分かったのだが最後の最後で海岸へ出る道と岬への道の分岐に案内がなくて曲がるのに気づかず砂浜を走っていた。トイレはあるのだが炊事場が見当たらない。さすがに砂浜を走った先にあるキャンプ場など聞いたことが無い。ということで道を引き返して無事にアルトリ岬へ辿り着いた。

室蘭から来ていたキャンパーとチャリダーが二人いた。岬の先端に芝生があったのでそこへテントを張った。たまに観光客が来たりしていたがあまり気にせず景色を眺めていた。スマフォのバッテリーが切れて困っていたらチャリダーの方が太陽光を積んでいるとのことで充電をしてもらう。室蘭の方と旅話をしながら夕食を済ませた。今日も星がきれいな夜だった。

明日は100日目。100泊目は洞爺湖で花火を見ながらのキャンプなんてのもありかもしれないな。

おやすみなさ〜い。

旭ヶ丘キャンプ場

R604

神仙沼



東湖畔林道

壮瞥公園

アルトリ岬


2014年7月29日

日本縦断ツーリング 98日目(伊達~倶知安)

6時に起きる。急いでテントをたたみ7時頃には出発した。10分ほど前にオサル湯へ向かったチャリダーを追いかける。北湯沢あたりでチャリダーを追い越してオサル湯を探す。見つからない。チャリダーと合流しようとR453沿いを走っていると地元の方がいたので場所を聞くとすぐ横に流れている川に温泉があると教えてもらう。どうやらオサル湯の目の前で道を聞いていたらしい。チャリダーが現れていい湯加減だと言っていた。川辺にある温泉に入る。民家が近くにあったので少し恥ずかしい温泉だった。オサル湯からあがりジュースを買っていると地元の方がいたので少し会話をしていた。

チャリダーと別れR453を北上し支笏湖へ向かう。R453の南側は工事中だったので湖畔をゆっくり眺められずR276におろ0。合流してから少し南下し丸山遠見望楼へのダートを走る。途中までは固く締まったダートだったのだが残り2kmあたりで路面が荒れて来た。荷物を積んでいたので慎重に走り丸山遠見望楼まで着いた。階段を上り景色を楽しむ。支笏湖も少しは見えるかもと思っていたのだがまったく見えず。反対側に広がる樹海を眺めていた。

来た道を引き返しR453の支笏湖湖畔沿いを北へ向かう。湖畔の側を爽快に走ったあとはオロタンペ湖へ向かった。少しだけ眺めれる秘湖らしいのだがうっかり通り過ぎる。美笛へは通り抜け出来ないと看板はあるのだが行き止まりまで走ってみることにした。5kmほど走り行き止まりに着く。オコタン湖畔と書いてあったのでバイクを止め歩いてみると支笏湖へ出る。自然の中で支笏湖を眺めれる穴場だった。砂浜になっていて泳ぐのにもちょうど良さそうだ。来た道を戻りオコタンペ湖の所でライダーに会う。オコタン湖畔の話しをするとそちらへ向かって行った。

オコタンペ湖からはR453を札幌へ向かいR230に乗り換え定山渓を通り中山峠を超える。中山峠で少し景色を眺めてから喜茂別町まで走りR276を倶知安町へ向かう。この辺りから羊蹄山が見始める。なかなか良い景色だ。途中に望羊の丘があったので寄ることにした。入口がなかなか見つからなかったが町営牧場を頼りに走ると高台につく。かなりの絶景だ。PM2.5の影響なのか遠くの山が少し霞んでいたがなかなかの景色だ。羊蹄山もよく見えた。

R276を進み旭ヶ丘公園へ辿り着く。キャンプ場はライダーで賑わっていた。早めに着いたので半月湖にあるキャンプ場も見に行く事にした。良さそうならテントを張るつもりだ。あまり人がいなければ半月湖でキャンプしようと思っていたのだがこちらは車中泊の車でいっぱいだった。テントも数張りある。半月湖はテントサイトも小さめだったので旭ヶ丘公園へ戻り周りから少し離れた駐車スペースらしき所にテントを張った。芝はあまり良くないが荷物の積み降ろしが楽だった。セロー乗りライダーも現れたので少し会話をしているとすぐ隣にテントを張っていた。理由は荷物の積み降ろしが楽だからということだった。考えることは一緒のようだ。林道や旅の話をしていた。寝る前にバイクを数えると7台止まっていた。ツーリングマップルに写真付きで載っているのでライダーが集まるのだろうな。

相変わらず星がきれいな夜だった。

おやすみなさ〜い。

オサル湯


丸山遠見望楼

丸山遠見望楼

支笏湖

オロタンペ湖

オコタン湖

中山峠

望羊の丘

2014年7月28日

日本縦断ツーリング 97日目(沙流~伊達)

7時に起きる。夜遅くにライダーが来ていたみたいで出発するところだったので声をかける。千葉から来たYBR125乗りのライダーだった。彼を見送った後は地元の登山客と話しをしたりしていて出発したのは10時頃だった。

チキウ岬へ向かったのだが途中に景色の良い場所がたくさんあった。トッカリショ浜、金屏風、チキウ岬、チャラツナイ、測量山展望台、マスイチ浜、ローソク岩、ハルカラモイ、絵鞆岬。チキウ岬では観光ボランティアの方にいろいろと教えてもらった。チキウ岬以外にもトッカリショ浜やハルカラモイなど見応えのある景色を堪能出来た。測量山展望台から見た室蘭の工業地区も迫力のある景色だった。

最後に白鳥大橋を通り登別へ向かう。R350を使い倶多楽湖に寄り道し、扇形展望台から湖を眺めたりしてから登別温泉へ向かった。しばらく走ると硫黄の匂いがしてくる。日和山展望台から眺めると大湯沼が見える。かなりの絶景だ。途中に大湯沼展望台があったので少し歩いて大湯沼を眺めていた。大湯沼沿いの道を走ると湖から湯気がたちのぼっていた。すごい景色だ。天然の足湯もあった。

登別温泉を過ぎてオロフレ峠へ向かう。景色は良いのだが凍結防止の縦溝に悩まされる道だ。コーナーにはほとんどある感じだ。荷物を積んでいるのもあり走りづらかった。地元のライダーがキャンプ道具を積んで走っている。一台はNSR250Rだ。乾式クラッチの音が懐かしい。途中に見晴らしの良いパーキングエリアに止まっていたので声をかけてしばらく話しをしていた。R453に合流したら北上し徳舜瞥山麓キャンプ場へ向かう。徳舜瞥山麓の登山口を目指していくとキャンプ場があった。小学校跡地のキャンプ場らしくテニスコートの跡があったのでその近くにテントを張る。夕飯の準備をしていると神奈川からのチャリダーが現れる。かなりベテランの旅人で二人で旅話をして盛り上がる。近くにオサルの湯というのがあるらしく明日いかないかと誘われたので行くことにした。かなりの秘湯らしい。

夜は洞爺湖の花火の音が聞こえた。洞爺湖ロングラン花火大会で毎日のように花火が打ち上がっているらしい。オロフレ峠で会った二人組は洞爺湖に行くと言っていたので今頃は花火を楽しんでいることだろう。花火を見ながらのキャンプも楽しいだろうな。そんなことを思いながら花火の代わりに星を見ていた。

おやすみなさ〜い。

トッカリショ浜

金屏風

チキウ岬



ローソク岩


測量山展望台


倶多楽湖

大湯沼


オロフレ峠

2014年7月27日

日本縦断ツーリング 96日目(沙流)

7時に起きて9時に出発。振内鉄道記念館から苫小牧へ向けて走ると4kmほどしたら大雨に見舞われる。シェルパの調子が悪くなったので振内町へ引き返し道の駅で雨宿りをする。30分ほどすると雨があがったので再度出発をする。こんなことならもう一日のんびりしておけば良かったかなと少し後悔したが平取町の辺りでは晴れ間が見え始める。海岸沿いまで走ると快晴だ。R235を苫小牧の方へ向かう。苫小牧の着いたころには雨が降り出す。コンビニで雨宿り。小雨になってきたので室蘭へ向かっていると雨はあがる。地球岬へ向かったが風が強すぎたので明日行くことにして室蘭岳山麓のキャンプ場にテントを張り夕食をすませた。一通り荷物をまとめテントに入ると小雨が降り出した。風はかなり強い。地元の方がやってきたので少し話しをしてからテントに入り寝ることにした。

おやすみなさ〜い。

2014年7月26日

日本縦断ツーリング 95日目(沙流)

6時頃目が覚める。もう一人のライダーは既に出発していた。夕方から大雨になりそうだったので移動はせずのんびりとすることにした。15時頃から雨が振り出す。読書をして過ごしていたのだがついに永遠のゼロを読み終えた。夜遅くに煙霧が消えてくれそうな大雨となる。雨が降ると少し肌寒い。

おやすみなさ〜い。

2014年7月25日

日本縦断ツーリング 94日目(帯広~沙流)

7時に起きて9時に出発する。管理人が掃除をしていたので挨拶をする。サイレンの音に驚いたと伝えると慣れていても驚いてしまうらしい。サイレンの前に音声を流そうとしたことがあるが出来なかったらしい。岩内自然の家の近くにある岩内仙峡へ寄り道したあとR240を北上して帯広市内へ向かう。かなり快晴だ。

帯広市内へ向かったのはサドルバッグが重さで破れかかってしまっているので補助的に支えれるようなものを買いたかったのだ。久しぶりの市街地。かなり迷子。100円ショップを見つけそれらしきものを買っておいた。そこから芽室へ向かう。R38は交通量が多そうだったので極力避けて向かっていたのだが素直にR38を走った方がよかったかもしれない。芽室に着く頃には12時を過ぎてしまっていた。かなり迷子になってしまった。

芽室から清水町にある円山展望台へ向かう。牛を見たり、羊をみたりしながらダートを走り展望台へ到着した。十勝平野が一望出来るはずなのだが霧のせいで手前の牧場がようやく見える程度だ。天気は晴れているので少し待ってみるが霧が晴れる気配がない。来た道を引き返しR38からR274へ入る。道を間違えてしまいここでも迷子に。今日は調子が悪い。道に迷ってばっかりだ。どうにかR274に入り日勝峠へ向かう。

日勝峠にある展望台も霧で視界不良だ。天気はいいのに景色が悪い。せっかくだから見ておきたかったのだが仕方ない。石勝樹海ロードを日高までバイクを走らせる。スーパーが見えたので買い物をしていたら買い物に来ていた地元の方がカラスが荷物をつついてると教えてもらう。100円ショップで買った荷物をそのまま積んでいてカラスに袋を破かれてしまっていた。食べ物は無かったので被害はないがいつもなら上着を置いたりしてビニール袋を隠していたのにすっかり忘れていた。

迷子になったりカラスに突つかれたり。天気は良いのに景色は見れず。なんだか調子悪い日だなとR237を南下して振内鉄道記念館まで走る。テントを張り夕食をすませているとラジオで煙霧の影響で視界が悪かったとのことだった。PM2.5の濃度も高いらしい。今日は調子悪かったのはそれのせいかな。うっかりミスの多い日だった。もう一人ライダーが現れてテントを張っていた。これから富良野に行くとのことだったのでいろいろと話しをする。はつらつとしていて良い青年だった。

明日は天気が悪いらしいのでのんびりしようと思う。雨が降ればPM2.5も減るらしい。珍しく雨待ちと言ったところかな。

おやすみなさ〜い。

円山展望台


日勝峠


2014年7月24日

日本縦断ツーリング 93日目(鹿追~帯広)

4時頃に起きる。淡路島からSRに乗って来たライダーは温泉に入ってたようだ。かなり体格の良い方でテントも大きかった。しばらく話しをしていると鹿の湯の掃除がはじまった。関西からDRZで来ているライダーも含め4人で掃除をはじめる。お湯を抜いて苔をブラシで落とした。湯船の底に鹿の足跡のようなものを見つけたりして楽しい時間だった。

荷物をまとめて8時半ごろ出発した。DRZ乗りのライダーにヌプントムラウシ温泉に行く道は土砂崩れや倒木があり険しい道になってしまっているとのことだったので諦めて然別湖へ向かうことにした。扇ヶ原展望台は十勝平野が一望出来る見晴らしの良い場所だった。然別湖で湖畔を眺める。来た道を引き返し瓜幕へ向かい東瓜幕を通り士幌高原ヌプカの里へ向かった。途中のスーパーで朝食をすませていると地元の方に声をかけられる。農家や漁師など自然を相手にしている人達はやさしいという話をしていた気がする。ヌプカの里からの見晴らしも良く思わず行き止まりまで走ってしまう。景色を眺めながら来た道を引き返していた。

十勝西北部広域農道を走り展望広場で少し休憩をしてからR806を使いナイタイ高原牧場へ向かう。ナイタイ高原の看板を曲がって少し走ると絶景が広がる。景色も道もよくコーナーの角度がたまらない。左に十勝平野を眺めながら上る右コーナーで思わず「うわ、なにこれ」と呟いてしまう。レストランのある高台まで来ると駐車場からは十勝平野を存分に味わえる。なんとも贅沢な場所だった。三回ほど往復してしまった。CBRに乗って来ていたら一日中ここを走っていたかもしれない。そんな道だった。

R274からR337に入り十勝牧場展望台へ向かう。入口がなかなか見つからず少し迷ったがダートの先を抜け牧場へついた。ナイタイ高原を先に見てしまったので少し見劣りするが近くに馬が放牧されていてほのぼのと出来る場所だった。帰りに白樺並木を通りR133とR54を使い芽室についた。セイコーマートで買い出しをしているとシェルパも乗っているというW800乗りライダーと話す。その後、R317、R55を使い新嵐山スカイパークへ行ってみた。先ほどのW800乗りライダーもいた。

八千代牧場へ寄り道をして牧場を眺めたあとは岩内自然の村へ向かう。受付に行くと予約しないとキャンプは出来ないらしいのだがたまたま他に宿泊者がいるので特別にテントを張っていいと言われる。ありがたい。たまに熊除けのサイレンが鳴るのだが大音量で少し驚いた。炊事場などの設備は清潔でしっかりとしている。夜中に近くの山で銃声がしていたが気にならなければかなり良いキャンプ場だ。温根湯のキャンプ場でも夜な夜な銃声がしていたので慣れてしまったのか銃声はまったく気にならなくなっていた。かなり近くで銃声が鳴っていてそれが鹿を追っているのか熊を追っているのかは少し気になった。

夜中に空を見上げると星がきれいだった。明日の天気は良さそうだ。

おやすみなさ〜い。

扇ヶ原展望台


士幌高原ヌプカの里

ナイタイ高原

ナイタイ高原

ナイタイ高原

白樺並木

新嵐山スカイパーク