あらためて走っていると九州もいい道が多い。今回はやまなみハイウェイは通っていないが定番だろう。長崎の天草も良い道だ。阿蘇は九州のライダーにとっては聖地と言えるかもしれないな。
R443からR25で渓谷を見ながら五木村を超えて人吉へ向かう。ここも好きな道だ。人吉からはループ橋を超えてえびの高原へ向かった。えびの高原の駐車場には鹿児島ナンバーのライダーが多い。光岡のマイクロカーを見つけたので声をかけて話をしていた。
えびの高原からは道の駅霧島を抜け霧島神宮へ向かう。ここも良い道だ。桜島がはっきりと見え始め懐かしさに感極まる。ようやく鹿児島へ帰って来た。道の駅で鹿児島のライダーと話し鹿児島弁を聞くと故郷まで帰って来たのを実感した。
国分へ向かいガソリンスタンドで給油をしていると居合わせたライダーに声をかけられ旅話をしていた。国分からは裏道を使いながら海岸沿いへ抜けて垂水へ向かう。錦江湾と桜島を見ながらの快走路だ。よく走っていた道のはずなのにバイクを止めては写真を撮っていた。
垂水からは海岸線を走り南下していく。ここまで来ると庭と言ってもいいだろう道だ。古江から荒平天神で海岸を眺める。このまま佐多岬まで行けば今回の旅は終わるだろう。旅を終えたく無い。私の旅はまだはじまったばかりだ。そう思い佐多岬まで行かずに家へ帰ることにした。自衛隊の脇を走りオートショップ野元に到着した。みんなに囲まれてほっと一息してから家に辿り着いた。180日、走行距離28,093kmの長い道のりだった。和歌山を超えた辺りから自分が生きているのか不安になることもあった。魂となって走っているのではないかそんな不思議な事すら考えたものだ。
それにしても、いい道、いい景色。そして、いい出会い。本当にいい旅をさせてもらえた。そんな日本に感謝。
またどこかで会いましょう。
光岡マイクロカー |
えびの高原 |
えびの高原 |
霧島 |
桜島 |
荒平天神 |