真昼岳林道の入口には落石で通行止めのゲートがある。普段ならそこで諦めるのだがツーリングマップルに展望抜群と書いてある。秋田県側は整備されているとも書いてあるので荷物を積んだままなのだがゲート脇から入って行くことにした。水無沢の辺りまで来るとゲートで封鎖されているだけあって荒れ放題の道となっている。二輪が一台走った跡はあるので峠までのんびり上って行くことにした。かなり荒れた箇所を過ぎて道が良くなった頃に目の前に黒い獣が現れた。ツキノワグマだ。かなり近く3mほどの距離だ。お互い驚き一瞬目が合うがすぐに熊が道路脇へ逃げて行く。その姿が少しかわいかった。山を下りる方へ逃げて行ったのでここで引き返すとまた会ってしまうかもしれない。熊を追う形になるのは避けたいので峠の方へ進んで行くことにした。峰越延命水があったので水分補給をして休憩をする。そこから更に進むとかなり展望が良くなる。走っては止まり景色を楽しむ。それを何度か繰り返していたら峠まで辿り着いた。峠付近は真昼岳登山口になっていて駐車スペースがある。登山口から100mほど登った丘の上からの景色は最高だった。
熊に注意しながら来た道を引き返し入口まで戻る。みずほの里ロードを北へ走り大台スキー場の展望台へ向かう。スキー場の傾斜を上る急な坂道の行き止まりまで走ってみると大仙市を一望出来る場所に着く。なかなかの景色だった。今日は展望に恵まれる日だな。景色を楽しみながら来た道を下りて行った。みずほの里ロードを走っていると真木渓谷という道案内を見つける。とりあえず行ってみた。舗装路かと思って入ってみたがダートだ。しかも道路脇に滝があったり大きな岩が見えたりして結構楽しい。ついつい行き止まりまで走ってしまう。行き止まりには車が数台駐車してあった。どうやら登山口のようできれいな山小屋もある。そこから少し下りたところで沢に繋がる道があったので少し休憩をしていた。思わず水遊びをしたくなるようなきれいな川だ。
みずほの里ロードまで戻りR46、R341を経由して田沢湖の方へ向かった。海面より低い湖底らしくすごくきれいな湖だ。気がついたら湖を一周してしまっていた。湖畔で休憩しようと思い帽子をかぶろうとしたら無い。どこかへ置き忘れて来たようだ。真木渓谷で水遊びをしていた時に無くしたのかもしれない。結構お気に入りの帽子だったので取りに帰る事にした。
真木渓谷の沢の辺りに行ってみたが帽子は無かった。登山口に人がいたので聞いてみるが分からないとのことだ。もう諦めることにしてキャンプ場を探すことにした。山小屋を使うように奨められたのだが携帯の電波が入らないので渓谷の入口にある関根公園にテントを張ることにした。キャンプ場とは書いてないが炉もありトイレもありテントの入る東屋もあり十分すぎる公園だった。
ツキノワグマにも会えたし景色も満喫出来て楽しい一日だった。
おやすみなさ〜い。
真昼岳林道入口 |
大台スキー場 |
真木渓谷 |
真木渓谷 |
田沢湖 |
田沢湖 |
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