2014年6月9日

日本縦断ツーリング 48日目(苫前)

4時半にカラスがうるさくて起きた。天気は雨だ。荷物だけはバイクに積み雨が上がるのをひたすら待つ。8時前に管理人がやってきた。天気がよくなるまでいくらでも泊まって行くといいよと言ってくれる。もう一人の管理人がやってきて他に人がいなければ東屋にテントを張っていいよと言ってくれる。ありがたいことだ。少し小雨になったので遊歩道を歩いて時間を潰す。ツツジの蜜を吸っている蝶をしばらく眺めていた。洗濯しようと思い水道の近くに洗濯用の石鹸を置いていたのだがカラスが持って行ったようだ。食べ物じゃないのでどこかに落としているだろうと辺りを探してみたが見当たらなかった。

昼飯を食べてから考えるようと飯盒炊爨をはじめる。こういう時に限って雨はあがる。冗談半分でそう思っていたら本当に雨はあがった。昼食を終えても雨が降ってなかったので北上してみて雨が酷いようであれば引き返してこようと思い出発した。羽幌から初山別に向かいキャンプ場の下見にみさき台公園へ寄る。栃木から車中泊で来ている旅人と少し話し遠別の方へ向かった。少し走ったところで車が路肩に停車している。その車を過ぎた辺りでバイクの挙動がおかしい。ちょっとバランスを崩すと後輪が滑りそうな状態だ。足をばたつかせながら路肩にバイクを止める。パンクだ。通りかかった高知ナンバーのライダーが心配になって止まってくれる。携帯もエリア内だしヒグマの心配もなさそうな場所なので一人でなんとかしてみますと伝え彼には旅を続けてもらった。一通り荷物を降ろしてタイヤを確認すると釘が刺さっていた。携帯で羽幌にあるバイク屋を探し電話をかける。すぐに来てくれるらしいので待っているがそれらしき車はなかなか来ない。40分以上経って心配になって再度電話をしようとしていると軽トラが一台走って来た。バイク屋の軽トラだった。

バイクを荷台に乗せ羽幌まで乗せてもらう事になった。羽幌までの間は北海道の話しをしてくれた。北海道を走っていて不思議だったのが海岸沿いの道路がほとんど海岸からやや遠い位置にあることだ。海を眺めながら走れないので少しもったいない気がしていた。どうやら日本海側は塩害が酷いので海沿いに道路を作ってもすぐに痛んでしまうらしい。修理をする間は雲を眺め時間を潰していた。タイヤチューブがひどく痛んでいたらしく大型用のを使って修理してくれたらしい。修理が終わったのは17時頃だった。修理代がいくらになったか聞くと2万円を超えていて驚いた。パンク修理は4000円ぐらいなのだが片道30kmの出張費が15,000円かかっている。消費税を入れると2万を超える。北海道を走るときはロードサービスを入っていた方が良いということを身をもって体験した。日没までに夕食をすませたかったので今日も朝日公園にテントを張ることにした。札幌の釣り人は車はあったのだが既に就寝しているみたいだった。香川からキャンピングカーで旅をしている夫婦がいたので少し会話をして香川のおすすめうどん店を教えてもらった。テントを張り終え夕食の準備をしながらロードサービスについて聞こうと行きつけのバイク屋に電話したところ任意保険のロードサービスには入っているとのことだった。バイクで困った時は場所を問わずまず行きつけのバイク屋に相談するというのが一番いいのかもしれない。

予想以上の出費に落胆してしまったが転倒して怪我しなくて本当に良かった。こんな日もあるさと気にしない事にした。

おやすみなさ~い。

朝日公園



後輪パンク

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