2014年6月25日

日本縦断ツーリング 64日目(稚内、宗谷岬)

5時に起きる。少し曇っているのだがキャンプ場から宗谷岬の方を見ると陽がさしている。宗谷丘陵を荷物なしで走りたかったので荷物はキャンプ場に置いたまま出発した。交通量のほとんどない海岸線をひたすら走る。宗谷岬まで21km、16km、5kmと道路案内の距離が短くなるにつれテンションが上がる。ついに来たぞ宗谷岬!駐車場へバイクを止めた。最北端の碑をひたすら眺めていた。せっかくだから誰かに写真を撮ってもらいたいな。そう思っていたら山梨から来てる旅人と目が合う。こちらからお願いしようとしたら写真を撮りましょうか?と声をかけてきた。お願いしますと即答して写真を撮ってもらった。

彼と旅話をしていたら走行距離はどれぐらいなのか聞かれる。バイクに駆け寄りメーターを見てみると8877kmだった。その距離を見たらいろいろな人との出会いが次々と浮かび上がって来た。しばらく旅話をして彼とは別れたのだが鹿児島ナンバーの車が止まっていると教えてくれていた。ちょうど展望台の方から下りてくる夫婦がいたので声をかけてみると鹿児島の方だった。早朝なので観光客もほとんどいない。今回の旅で鹿児島ナンバーをみることは一度もなかった。そんな旅だったのにここで鹿児島の方に会えるとは・・・。嬉しくて思わず鹿児島弁が出た。一緒に写真を撮りメールで送ってくれるらしくメールアドレスを交換してもらった。

宗谷岬を一通り眺めているといつの間にか8時になっていた。今までの旅を振り返っていたらいつのまにか時間が経っていた。土産屋が開いていたので宗谷岬到達証明書を発行してもらった。宗谷岬と書いてあるステッカーも買っておいた。すぐそばにあるガソリンスタンドで給油をして到達記念を頂いた。その後、宗谷丘陵を走ってみた。分岐路を見つけたらひたすら入り込み道を探る。探しているのは貝殻で埋め尽くされた道だ。分岐路を数本入ってみると砂利の代わりに貝殻が敷かれている道を2カ所見つけることが出来た。ジェットコースターの様に見える急勾配のダートで遊んだりしてからR889を南下しR1077を使いオホーツク海側へ抜ける。R238を南下して猿払へ向かう。走ってみたかったのはエヌサカ線だ。地平線まで延びる道を味わった後にエヌサカ線の海岸沿いにあるダートに入り込む。海岸沿いに出るまでに少し深めの砂になっている上り坂があったが荷物を積んでないので問題なく乗り越える。キャンプ道具を積んでいたら間違えなく引き返したであろう坂道だった。海岸沿いのダートは最初のうちは四輪の走った跡があったのだが次第に草原らしき道になり海岸際で道が崩れている。その少し向こうに看板が見える。歩いて近寄り見てみるとわずかに車が通ったであろう道が見えた。草むらをかき分けるように走り看板近くの道へ辿り着く。しばらく走るときれいな砂利道が現れた。地図を確認すると民家の側まで来ている。ほっとして走って行くとチェーンで封鎖されている。チェーンには熊出没注意の看板がぶら下がっていた。もうすぐ民家なのにここで通行止めというのはおかしい。反対側から看板を見たら愕然とした。6/17に熊の目撃情報があったので通行止めと書いてある。ということは走って来た箇所が熊出没注意の場所だったのだ。熊は見なかったがキタキツネや鹿の群れには会った。通行止めのチェーンを上げてバイクをくぐらせ進んでみる。二車線の舗装路に出てベニヤ原生花園が見えたのでそこまでバイクを走らせ園内にあるベンチに腰掛けヒグマに会わずによかったと一安心しながらタバコを吸っていると車中泊で観光に来たという大阪の方に声をかけられる。なんでも旭川動物園の駐車場に車を止めていたら当て逃げされたらしい。車の後ろをかなり当てられたらしくおかげで旅がつまらないと言っていた。気晴らしになりそうなことを言ってみるがあまり効果はなさそうだった。嫌な思いにあうとせっかくの旅も楽しくないだろう。そんな話しをしていたらベニア原生花園の管理人らしき人がいたのでヒグマについて聞いてみた。どうも海岸沿いで目撃された訳ではないが万が一を考え通行止めにしていたとのことだ。目撃されたヒグマは捕まえたので心配することはないとのことだった。

ベニア原生花園を出てクッチャロ湖へ向かう。途中のセイコーマートで昼食をしていると地元の方が鹿児島ナンバーに驚いて声をかけてきたのでしばらく会話をしていた。クッチャロ湖へ行ってみるとかなり広い湖だ。キャンプ場も併設されているのだがキャンプ道具を積んでくれば良かったと思うほどきれいなキャンプ場だった。クローバーの丘へ向かいクッチャロ湖と牧草地の展望を楽しむ。クローバーの丘からR84へ戻り道道732を探す。道道732は湿原地帯を走るダートで高速林道で面白かったと利尻でキャンプ場が一緒だったライダーが言っていたのだ。ようやく見つけたと思い入りこみしばらく走る。どうも様子がおかしい。センターラインの草の丈が長い。車通りがほとんどない証だ。かといって道は悪いかというとそうでもない。かなり固いダートだ。とりあえず行けるところまで走ってみることにした。しばらくすると四輪の跡も見え始めた。舗装路まで走りきり行き着いた先は牧場だった。牛がのんきそうにこちらを見ていた。道々732はまたの機会にしよう。そう思い稚内へ引き返すことにした。オホーツク海側の海岸線を走り宗谷岬へ向かう。丘へ上るダートを見つけて最北端のすぐ側にある誰も来ないであろう草原の丘でまったりと眺めを楽しんでいた。宗谷港にあるドームに寄り道をして宗谷丘陵へ向かう。R889を稚内側に展望を楽しみながら走っていると貝殻のある小道を見つけた。入ってみると貝殻の道は意外と長く使われなくなったバンガローと炊事場のところまで辿り着いた。もちろん水は出ない。来た道を引き返しR889を稚内側へ抜ける。R238を稚内の方へ進むと宗谷公園という案内板が現れたので行くことにした。途中にフットパスコースというのが見えた。ついつい入り込む。これが真っ白な貝殻の道に繋がっていた。道路一面真っ白だ。これが宗谷丘陵の景色に混ざりかなり感動した。風力発電の近くまで繋がっており今度は来た道を逆走する。今度は海岸まで続く白い道に見えるのだ。また感動してしまった。宗谷岬に来てよかった。本気で思える道だった。帰りにスーパーで買い出しを済ませ稚内森林公園へ戻った。管理人は今日もいない。稚内の夜景を見ながら夕食を済ませた。

宗谷岬にようやく辿り着いた。うれしさのあまりバイクを走らせて勢いあまってクッチャロ湖まで行ってしまった。それだけうれしかった。ようやく折り返し地点。まだまだこれから。

おやすみなさ〜い。

宗谷岬

宗谷岬

宗谷岬

宗谷丘陵

日本最北端のGS

宗谷丘陵

宗谷丘陵

宗谷丘陵

宗谷丘陵

エサヌカ線

エサヌカ線ダート

エヌサカ線ダート

熊出没で通行止

クッチャロ湖



宗谷丘陵




宗谷丘陵

宗谷フットパスコース

宗谷フットパスコース

2014年6月24日

日本縦断ツーリング 63日目(利尻島~稚内)

6時頃に目が覚める。天気は曇りだ。東京からのライダーも起きてきてしばらく会話を楽しむ。はっきり言って私より鹿児島に詳しい。内之浦にあるというおいしいラーメン屋の場所を教えてもらったりしていた。しばらくして荷物を準備していると彼はシェルパをじっと眺めテントまで戻りチェーンオイルを持ってきてかけてくれた。そういえばどこかでチェーンオイルを買わないといけないと思っていたのだがすっかり忘れていた。彼としばらく話し沼浦キャンプ場を出発した。稚内へ戻るために鴛泊港へ向かう。

少し走ると雲もなくなり利尻富士がはっきりと見える。パッシングをしてくる車がいて誰だろうと目を凝らすとオタトマリ沼のログハウスに住んでいる方だった。慌てて手を振り行ってきますと挨拶をした。姫沼を通りかかったので湖畔に利尻富士が映っているか見に行くがまったく映っていなかった。

鴛泊港まで行くとフェリーの時間まで1時間ほどある。フェリーターミナルのベンチで休憩していると鹿児島ナンバーを見て驚いた観光客に話しかけられる。もう定年を向かえただろうかという女性4人の質問攻めに遭うがそれはそれで結構楽しかった。ふと利尻富士の登山口までの道を走っていないのを思い出し登山口まで行ってみることにした。登山口には登山客が結構いた。しばらく登山客と会話をしたあとに鴛泊港へ向かった。

ちょうどフェリーも来ていたので手続きを済ませ乗船し稚内へ出航した。利尻富士がはっきりと見える。しばらく眺めていると利尻富士に登って来たという神奈川の方に会い登山話をした。稚内に到着するころにバイクの所で準備していると隣に止めてあったハーレー乗りの方と旅話をしていた。人と話していたら待ち時間というのはあっという間だ。気がついたら稚内へ到着していた。

稚内で夕食を買いにセイコーマートに行き買い出しを済ます。北方防波堤にテントを張ろうか悩んだが管理人にお礼が言いたいのもあり雨の一週間を過ごした稚内森林公園に行ってみるが管理人は不在のようだった。今回は東屋ではなく稚内の夜景が見れそうな場所にテントを張った。駐車場で荷物を降ろしていると大阪から来たキャンパーの方が来たのでしばらく会話をする。礼文島に渡ろうか悩んでいるそうだったので分かる範囲で話しておいた。

稚内に入ってから少し曇ってきたのだが明日こそは宗谷岬へ行こうと思う。

おやすみなさ〜い。


姫沼

鴛泊港




稚内森林公園からの夜景

2014年6月23日

日本縦断ツーリング 62日目(利尻島)

6時半に起きる。天気は快晴。利尻富士の山頂には雲が残っていてなかなか見えない。朝食を済ませ歯を磨いているとキャンプ場に自転車がやってきた。挨拶をしてしばらく話しをする。福島出身で旅の途中に沼浦キャンプ場に住み着いてしまい、いつの間にか家を建ててしまったという旅人だ。オタトマリ湖で仕事をしていて畔のほとりにその家があるらしい。

雲が流れて利尻富士の山頂が見えて来たので沼浦展望台に行き利尻富士を眺める。白い恋人のパッケージはここで撮影されたらしい。利尻富士という名前とは到底思えないほど荒々しく気高い山に見える。今度はオタトマリ湖に行き利尻富士を眺め湖畔を一周する。土産屋から先ほどの方が現れコーヒーが無料だから飲んで行くように促されたのだが陽がさしてきて少し暑くなっていたのでソフトクリームを代わりに頼んだ。メニューには載っていないが万年雪と熊笹茶のミックスにしてもらう。ソフトクリームを食べながら湖畔にある家を見させてもらった。庭先にはキャンプングカーがある。その横には五年かけて作ったというログハウス。その脇には家庭菜園があった。彼としばらく話し込んでいると土産屋の定員がこちらの方へ慌てて走ってくる。バイクにカラスが集っているらしい。慌ててバイクまで駆け寄りカラスを追い払う。食べ物は積んでいないからと油断していた。タンクバックの隙間から荷物を外に投げ出されていた。テントの荷物が心配になり彼とは別れキャンプ場へ向かう。キャンプ場へ戻り荷物を確認するがカラスの被害には会ってないようだ。天気も良いので利尻島を一周してからテントをたたむか考えようと思い外に置いてあった荷物をテント内に入れて出発することにした。

石崎灯台を過ぎてしばらく走るとアフトロマナイ川の横にダートが見える。ついつい入り込んでダートを走ってみることにした。川沿いを上って行くダートで途中にいくつも川へ降りる分岐がある。川にはほとんど水がなく川を横切ったりして遊びながら行き止まりまで辿り着いた。川へ降りてみると少しだけ水が流れていた。ここからの利尻富士は雪がよく見えてなかなか良い。しばらく景色を楽しんでいた。

海岸沿いまで戻りしばらく走るとオチウシナイ川の横にもダートが見える。工事中の看板があるのだが行けるところまで行ってみようと思い川沿いにあるダートを走る。利尻富士に向かって走るダートはなぜかワクワクする。いつのまにか行き止まりまで走っていた。工事車両がいたのであまり長居はせず海岸沿いまで戻り鴛泊港へ向かう。

鴛泊で給油を済ませてセイコーマートで昼食を買う。近くにあるペシ海岸で景色を眺めながら昼食をすませた。ペシ岬が真横に見えて絶景だった。その後ペシ岬まで登ってみることにした。途中に会津藩士の墓などがありベンチがある。そこから先は少し険しい道を登る。途中で上着を脱ぐのを繰り返し登りきるころにはTシャツ一枚になっていた。陽がさしていてかなり暑い。頂上で新潟から観光に来たという方と会いしばらく話しをしていると茨城から観光に来たという方も登って来て三人で話し込む。帰りは三人で会話をしながらペシ岬を降りていた。

鴛泊から姫沼へ向かった。駐車場は観光バスが三台並んでいる。少し歩いて姫沼につくと休憩所があり写真が並べてあり湖畔に映る利尻富士の写真がきれいだった。姫沼から眺めるも湖畔にはまったく映っていない。映る場所がないか湖畔を一周することにした。途中で観光客の列に追いつく。なかなか譲ってくれないので追いついたらタバコを吸い追いついたらタバコを吸うというのを繰り返していた。出口付近に展望広場があり写真を撮る。ほんの少し利尻富士が映り込んでいるような感じだ。帰り際に休憩所にいた方に聞いてみたら風がない時ならきれいに映るらしい。

姫沼から近くにある野塚展望台へ向かう。裏道を使って野塚まで来たものの展望台は見当たらない。適当に海岸までの道を走り景色を楽しんでいた。地元の方がいたので展望台の場所を教えてもらい野塚展望台まで辿り着いた。少し高台にあるのだが海岸近くから見た景色の方が海が近く景色は良かった。二台のバイクが通り過ぎていく。駐車場まで戻ると通り過ぎたバイクが戻って来た。サロベツ原野で会ったライダーだ。NC700乗りのライダーに会って一緒に走っているらしい。沼浦キャンプ場でテントを張るらしいのでキャンプ場で会おうと伝え彼らは沼浦の方へ私は沓形へ向かった。

夕日ヶ丘展望台と富士野園地に寄り道をする。富士野園地は北のカナリアたちでロケがあったという場所で花がきれいに咲いていた。そこからの見える利尻富士もきれいだ。経営林道種富線というのを見つけダートを走ったりしながら見返台園地を目指す。

見返台園地に近づくと目の前にレンタカーの車が走っていた。道に不安な様子で走っているのが見てとれる。駐車場まで行くと関西からの親子だった。鹿児島ナンバーに驚いて声をかけてきた。その親子と会話をしながら見返台展望台まで登ることにした。沓形に停泊している大型クルーザーで来たようで運良くレンタカーを借りて来てみるも道が不安だったらしい。バイクが後ろをついてくるからとりあえず行ってみようと車を走らせていたとのことだ。無事について安心したと言っていた。展望台まで上り三人で景色を楽しむ。また帰りは三人で話しをしながら駐車場まで下りて行く。

沓形から久連にある人面岩、寝熊の岩、弁天宮に立ち寄り沼浦キャンプ場へ向かった。沼浦キャンプ場には野塚展望台で会ったライダーがテントを張っている。手を振り挨拶をしてセイコーマートで買い出しを済ませる。キャンプ場へ戻り旅話をする。だいぶ話し込んでいたと思う。日が暮れて来たので慌てて夕食の準備をはじめた。ジンギスカンともやしを買いご飯にふりかけをかけて食べる。最近はこればっかりなのだが今のところまだ飽きてはいない。利尻富士を眺めながら夕食をすませた。もう一人のライダーは寝不足だったらしく寝てしまったようだ。静かなキャンプ場に戻った。利尻富士が見れて満足な一日だった。利尻は地元の人がとてもフレンドリーで居心地がよく長居してしまいそうな島だ。

今日は朝から観光スポットを歩いてばかりしたおかげでぐっすり眠れそうだ。

おやすみなさ〜い。

沼浦展望台

オタトマリ湖

オタトマリ湖


アフトロマナイ川

ペシ岬海岸

ペシ岬灯台


姫沼


富士野園地







林道種富線

見返り台園地

沼浦キャンプ場

2014年6月22日

日本縦断ツーリング 61日目(利尻島)

6時頃起きる。外は霧雨が降っていて利尻富士はまったく見えない。セイコーマートで朝食と昼食の買い出しをすませテントに籠っていた。東京から来た写真家が出発すると挨拶に来た。またどこかで会いましょうと約束をして彼を見送った。

特にすることもなく横になっていたらいつの間にか寝ていた。昼前に陽がさしてテントの中が暑くなり起きるのだがすぐまた雲がかかり肌寒くなる。昼食を済ませラジオを聞きながらパソコンをして時間を潰していた。昼過ぎには雨が上がったので外で過ごしていたが目の前を通る観光バスから丸見えのキャンプ場は少し恥ずかしい。建物の陰にでもテントを張れば良かったと少し後悔した。15時ごろ夕食の買い出しに出かけた。相変わらずジンギスカンを買い夕食を済ませた。

明日の予定は明日の朝に天気を見て決めよう。

おやすみなさ〜い。

2014年6月21日

日本縦断ツーリング 60日目(礼文島~利尻島)

5時に起きる。荷物をまとめるていると散歩に来た人が通りかかる。神奈川から来た方で久種湖キャンプ場から歩いてきたらしい。しばらく旅話をしていた。霧が出てきたのを見て彼はキャンプ場へ戻った。私も霧から逃げるように礼文町森林の丘を下り海岸線まで戻る。礼文町森林の丘を見上げると雲に覆われていた。

海岸線を香深へ向かっていると小雨が降って来たので自然体験公園で雨宿りをする。朝早くから地元の方がパークゴルフの練習にやってきた。少し会話を交わし雨があがってきたのでセイコーマートへ向かう。セイコーマートでクラブカードの申し込み用紙を渡し会員カードを発行してもらう。これで会員価格で買い物が出来るようになった。早速、朝食を買っておいた。

利尻島へ行こうとフェリー乗り場へ向かう。フェリー乗り場につくと昨日会ったCBR乗りのライダーに会う。昨日は礼文島では有名なユースホステルに泊まったらしい。桃岩展望台で会ったレンタルバイクの旅人と夕食が一緒だったらしく私の話しで盛り上がったらしい。さすがに60日ずっとテントで旅をしているとなると話題になるのも不思議ではない。むしろ私の話しで盛り上がるなんてありがたいことだ。5月から9月は沓形港行きのフェリーがあるので午前中に利尻島へ行くことが出来る。フェリーの手続きをしていると桃岩展望台の方達も利尻に渡るらしく待合所で休憩していた。挨拶をして今度はCBR乗りのライダーの話しで盛り上がっていた。

フェリーの出航時間まで少し時間があったので稚内で会った観光ボランティアの方から頂いていたパンフレットに礼文島の写真を撮ってプレゼントを貰うという企画があったので応募することにした。スコトン岬、澄海岬、桃岩展望台、北のカナリアパーク。あとは香深港にある「あつもん」の写真だけだったのだが探すけど見当たらず。香深港にある観光案内所の方に聞いて郷土資料館の中にあることを教えてもらう。あつもんの写真を撮り観光案内所でプレゼントを応募した。9月の終わりに当選者へ郵送で送られるらしい。参加賞の昆布飴を頂いた。

フェリーも港に近づいて来て利尻島行きのフェリーに乗船した。客室に人はほとんどいなく桃岩展望台で会った旅人とのんびり会話をする。ビッグスクーターで旅をしているという大阪からの旅人も現れ、桃岩展望台の旅人とCBR乗りの旅人とたまたま居合わせたという三重から観光に来た夫婦も加わりここだけ賑やかな船内となる。

三重から来た方も鹿児島からテントだけで旅をしているという話しを聞いていて興味があったらしい。挨拶をして旅話をする。周りはみんな定年を迎えたらしく話しは次第に年金の話や税金の話、到着する頃には資産運用の話になっていた。たまにはこういう話題も聞いていて面白い。下船の準備をしていると久留米から来た車中泊のキャンパーに会う。礼文の話しで盛り上がり利尻か北海道のキャンプ場でまた会うことがあれば一緒に夕食をしようと約束する。

利尻島へ到着した。二度目の利尻島だ。といっても前回の上陸は港を数メートル走っただけなのだが。それでも不思議と利尻島が身近に感じてしまう。前回と同様に利尻富士は雲で覆われている。まずは港のすぐ近くにある沓形岬公園へ向かう。沓形岬にあった鹿児島まで1750kmという看板を見つける。意外と近いな。最近は距離感がおかしくなっているのか1750kmというのは近く感じてしまう。
沓形岬から見返台展望公園へ向かう。途中に会ったセイコーマートで息子が熊本にいるという方に声をかけられしばらく会話をする。ここまで北へ来てしまうと九州というだけで身近に感じてしまう。森林公園の案内板を過ぎた辺りから霧が現れる。走行するのには支障なかったのでとりあえず行ってみることにした。見返台展望公園につくと展望広場があったので眺めてみるけど辺り一面が真っ白だった。展望広場で昼食をしていると家族で観光に来た方が車でやってきたが霧に覆われていてがっかりしていた。その家族は見返台展望広場の前で記念撮影をして帰って行った。見返台展望台まで行く階段もあったのだが日をあらためて行くことにして来た道を引き返す。

沓形から沼浦キャンプ場へ向かった。麗峰湧水に寄り道をして海岸沿いを走る。仙法志へ入ったところでパトカーが視界に入った。警察に止まるように促された。スピードは出していない。事故でもあったのだろうかと近寄って見ると祭りの交通整理をしているらしい。神社の前に神輿がある。警察官に路肩にバイクを止めて写真を撮りたいとお願いすると邪魔にならなければ好きなところに止めていいと言われ適当にバイクを止め神社へ行ってみた。地元の方が鹿児島から来たことに驚いていた。しばらく地元の人達にまざって写真を撮っていた。みんな気さくでいい人ばかりだ。

仙法志御崎公園へ行く。そこから見える利尻富士も雲で覆われている。利尻富士あっての利尻島だ。利尻富士が見えないのは少し寂しい。沼浦へ走っていると小雨が降り出した。南浜湿原へ立ち寄りオタトマリ沼にも立ち寄り沼浦展望台まで辿り着く。ずっと利尻富士は見えない。観光スポットのほとんどが「○○から見た利尻富士」というような写真があるので利尻富士が見えない日は少しがっかりしてしまう。

沼浦展望台の麓にあるキャンプ場へ向かった。利尻島で唯一無料のキャンプ場だ。多少寂れたキャンプ場かもしれないと思って行ってみるがしっかりとした炊事場もありかなり立派なトイレもある。テントが一張りあったので声をかけてみると東京からの写真家で交通機関を使って旅をしているらしい。登山が好きな方らしく登山話をいろいろとしてもらった。彼と話していると少しだけ晴れ間が現れる。利尻富士の裾は雲があるが山頂付近から裾まではきれに雲が消えた。近くで見るとかなり荒々しい山頂をしばらく眺めていた。彼は慌ててカメラをスタンバイし写真に没頭している。久しぶりの晴れということもあって洗濯をしたりして近くにあるセイコーマートへ買い出しに行く。夕食の準備をしていると利尻富士はまた雲に隠れてしまっていた。

明日は利尻富士が見えることを祈って早めに就寝することにします。

おやすみなさ〜い。


自然体験公園

香深港

沓形港

沓形岬




仙法志御崎公園

オタトマリ沼

沼浦展望台

沼浦キャンプ場

2014年6月20日

日本縦断ツーリング 59日目(礼文島)

5時過ぎに起きた。誰かが展望台の階段を上る音で目が覚めた。誰か来たのかと思って慌てて階段の方を見てみると階段を上っていたのはカラスだった。おかげで目が覚めた。天気は曇り。テントが乾かずにのんびりと支度をしていた。出発したのは9時ごろで陽がさしてきた。海岸沿いを香深へ向かうと利尻富士の山頂が少しだけ見えた。

礼文林道へ向かっていると礼文町自然体験公園という看板を見つけ寄り道してみた。パークゴルフ場で地元の方と少し会話をする。ゴルフ用具のレンタルも借りれて無料でパークゴルフで遊べるらしい。礼文林道の北側から入りこむ。今日は観光客が少なく楽しく走れる。林道の途中にあるレブンウスユキソウ群生地でレブンウスユキソウを探してみる。咲きかけのウスユキソウとその近くにつぼみを見つけた。

礼文林道を抜けて桃岩展望台へ向かう。展望台入口の案内板で咲いている花を確認していたら神戸から観光に来たオフロードライダーに会う。礼文島で会うと神戸と鹿児島ってすごく近くに感じてしまうから不思議である。礼文林道の話しをしたり盛り上がった。彼は林道へ向かい私は展望台へ向かった。入口の案内板にはレブンウスユキソウが載っていたので探してみる。見つからないまま桃岩展望台まで到着してしまった。桃岩展望台を眺めたあとはレブンウスユキソウを探しに元地灯台の方へ進んでみる。桃岩展望台から元地灯台を抜け知床までの道は高山植物の観光スポットらしく観光客で賑わっていた。ガイドの案内が聞こえる位置で観光客の後ろを歩いていた。無料ガイドとでも言うのか観光客へしている説明に聞き耳をたててついていく。

観光客を追い越すことにしたのだが追い越す途中でレブンウスユキソウを見つける。周りは道を譲る中で立ち止まる訳にも行かずそのまま追い越しもうしばらく歩いてみることにした。ハイキングコースなので起伏が少なく花を見ながらついつい歩いてしまう1kmほど歩いたあたりで猫岩が見えた。背中を丸めて海を眺める猫の岩。そう言われたらそう見える気がする。猫岩も猫に見えたし帰りにウスユキソウを眺めて駐車場まで戻ろうと引き返していると先ほどの観光客に会う。

ガイドの方に引き返すのですかと聞かれたので疲れたので帰ろうと思っていると伝えるともう少しでお花畑に見える箇所があるのでそこまで行ってから帰った方がいいと言われた。それでは観光客の後ろをついて行きますと返事をして最後尾をついていくことにした。ガイドの案内があるときは立ち止まり耳を傾ける。まるで観光客の一員のように。そんな感じでついていきガイドおすすめのお花畑まで到着した。勧めるだけあってかなり良い景色だった。駐車場へ戻っていると桃岩展望台で鹿児島出身で神戸に住んでいるという二人組の旅人に会う。知覧出身らしい少し会話をした。駐車場まで戻り地図を確認していると先ほどの二人組が下りて来て今度は長い間会話をした。北海道に何度も来ているらしくタブレットでお勧めの道の写真を見せてくれた。レンタルバイクで仲良く走って行く彼らを見送った。

桃岩展望台から香深まで戻りスーパーの近くで滋賀ナンバーのCBRを見つけ声をかける。同じCBR乗りということもありいろいろと情報交換をしていた。到着したばかりらしくスコトン岬へ向かうという彼を見送る。今日も礼文森林の丘にある見晴台でテントを張ろうと思い北へ向かう。250ccのシェルパでは絶対に追いつけないのは分かっているのにコーナーの先にCBRがいないかついつい気にしてしまう。

セイコーマートで買い出しを済ませる。会員特典を受けるべく申し込み用紙を貰っておいた。礼文森林の丘のいつもの場所でテントを張る。いつもと少し違ったのは東風だったのが北風に変わっていたのでテント向きを変えておいたぐらいだろう。

おやすみなさ〜い。



レブンウスユキソウ

礼文林道

桃岩展望台


猫岩

レブンウスユキソウ

利尻富士